わたしたちは、コーヒーを通じて社会をよりよくするプラットフォームです。
『日本の工芸を次世代に繋ぐ』
約9000年前、縄文時代から人類のものづくりを支えてきた天然塗料の漆や
コーヒーを探求する過程で繋がる人と地域とと持続可能な循環づくり。



News
東京ミッドタウン八重洲5階で限定販売 ! 「チカバキッチン東京八重洲」店頭でオリジナルブレンドをお試しいただけます。

URUSHI BLEND classic
茨城県大子町の夕方の空気を感じられるような一杯です。
大子町の冬は本当に厳しい。陽が落ちるのが一瞬で辺りが暗くなった時の身体の硬直やずんとした気持ちがこのブレンドの最初に来る深煎りらしい苦味です。ただ、冬至を過ぎると、刺すような寒さの中に今年も冬も超えられた希望と明るさ、自信を感じる時があります。この感情を後半の酸味で表現しました。冷めてくると豆本来の自然なままの明るい印象の味が強くなります。冬から立春にかけての小さな力強い変化を感じていただけたら嬉しいです。

URUSHI BLEND morning
茨城県大子町の朝の空気を感じられるような一杯です。
霜が降って寒いけれど太陽のあたたかさに気持ちがすーっとクリアになる、そんな相反する体感を深煎りと浅煎りのブレンドで表しています。明るい印象の豆は冬の朝の空気を吸った時に鼻で感じる爽快感を思わせます。

SPECIALTY COFFEE 漆黒
近日発売
MISSION
日本の工芸を次世代に繋ぐ
日本に流通する漆の約90%が海外からの輸入品で国産漆は10%程。
飲めば飲むほど、希少な国産漆の産地を守り、担い手不足の課題解決にも取り組みます。
売上の一部は漆保存団体に寄付させていただきます。
Story 1
世界で初めて愛された “メイドイン・ジャパン”
漆の木は成長するまでに10〜15年。1本の木から採れるのはわずかコップ一杯ほどと一滴一滴がとても貴重です。一度採取した木から再び漆を採ることはできず、その希少性、実用性、そして芸術性から日本人だけでなく古くから世界の人々にも愛されてきました。数多くの漆器が美術品としてヨーロッパに渡り、かのマリー・アントワネットの母は「ダイヤモンドよりも漆が好き」と口にするほど漆を愛していたそう。知る人ぞ知る日本の漆の透明感や漆黒の艶は、国境や時代を超えて私たちが持つ本能的な感性を呼び覚まします。
その美しさに魅了されたヨーロッパの人々は高価な漆器への憧れから光沢のある黒を出すための独自の塗装技法や模倣品を当時多く生み出しました。それらは「ジャパニング」と呼ばれ、かつて漆器は「JAPAN」と呼ばれていたそうです。 当時の名残で現代にも受け継がれているのが美しく輝く黒色で塗られたピアノです。 ピアノの黒は日本の漆がルーツなのです。

Story 2
WHY URUSHI?
世界最高品質の漆の産地 茨城県大子町。
国産漆の流通量はわずか3%で残りの約97%は輸入品だそう。
国産漆において、かつて生産量日本一を誇った大子漆は、寒暖差が激しく生育に適した地形で育つため、透明感あふれる独特の光沢を発し高級漆器や国の重要文化財修復に使われています。最盛期には町に150人以上いた漆掻き職人も現在ではわずか数名のみ。

